9月16日~20日にかけて山陰海岸ジオパーク地域で開催された第4回アジア太平洋ジオパークネットワーク山陰海岸シンポジウムに参加しました!
本シンポジウムでは,アジア各地域のジオパークが集まり,各地域のジオパークの取り組みや課題,今後の展望などを話し合いました.
参加登録者は600名を越え,約半数が外国からの参加者だった模様です.一般市民の参加も含めると,1000名を越える方が本シンポジウム~関連イベントに参加したようです.


豊岡会場:オープニングイベントのようす.(上)地元豊岡出身の書道家によるパフォーマンス.(下)日本ジオパーク委員会 尾池和夫委員長より挨拶.ユネスコのパトリック・マッキーバー地球科学減災課長による講演等もありました.
くにびきジオパーク・プロジェクトセンターも英語でポスター発表を行いました.

くにびきポスター
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18日には,地元ガイドが主催するジオツアーが開催されました.くにびきは,香美町周辺のジオツアーに参加しました.

流痕の説明を聞く参加者

地元日本酒蔵元(香住鶴)の見学.日本海側の多雨気候による豊富な水資源を利用した酒造りもジオによる恵によるものです.

今子浦海岸では凝灰岩層と”カエル岩”を観察しました.想像以上に蛙そっくり!凝灰岩層は日本海拡大期の火成活動によるもので,くにびき地域と似たような大地の歴史を見ることができました.
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19日は鳥取環境大学に移動して講演会&ジオイベントです!

さかなクンが山陰の海とお魚についてお話していました.大変盛り上がっていました.

「地域資源としてのジオパークの活用」と題して,パネルディスカッションがありました.鳥取県知事や糸魚川市長,隠岐海士町長の世界ジオパーク認定地域の長と,マレーシアのランカウイ世界ジオパークのガイドさん,河北省林業庁副庁長らによって,ジオパークの有効活用法に関するディスカッションが行われました.

ポスター会場は大勢の人,取材陣で大賑わいでした!
本シンポジウムでは,ジオパークがアジア各地域で盛り上がっている様子を見ることができ,ジオパークが地域活性につながるものであるということを改めて感じることができました.また,今回のシンポジウムに参加して感じたのが,ジオパークは”ネットワーク”であるということ.他地域とネットワークでつながることで,ジオパーク活動をより活性化させていくことができます.ジオパークネットワークに加盟することで,日本・世界に向けて地域のよさをアピールできます.日本ジオパークネットワーク正会員を目指して,くにびきジオパーク・プロジェクトセンターは活動を続けていきます!
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