チラシ(表)はこちら,参加申込書(チラシの裏)はこちら
今回の探訪会では,松江市宍道町来待一帯から産出し,古くから石材として広く利用されている来待石と,この来待石から化石が発見された謎のほ乳動物パレオパラドキシアにスポットを当てます.
 パレオパラドキシアの骨格標本(島大ミュージアム所蔵)
来待石は今から約1400万年前の浅い海に堆積して形成された大森層の凝灰質砂岩(火山灰や火山岩片の混じった砂が固まった岩石)で,均質で軟らかく,加工しやすいことから,古くは古墳時代の石棺,中世の石仏,石塔等,また近世では建材,灯籠,墓石等,様々に利用されています.
昭和55 年に,このような来待石の採石場から,沿岸に生息しカバのような姿をしていたと考えられているパレオパラドキシアの下顎化石が発見されました.探訪会ではこの来待石採石場を見学し,当時の様子などをお話します.また,島根ジオサイトの1つに選定され,昨年新たに整備された来待ストーン南側採石場(小三才谷採石場)を見学します,さらに,来待ストーン内に展示中のパレオパラドキシアの復元骨格模型・下顎化石をはじめ,他の様々な化石や来待石の採掘・加工法を示す展示物を見学します.
探訪会のフィナーレとして,来待ストーンの前に広がる採石場跡地(石の広場)を舞台に,島根大学混声合唱団が素敵な歌声を響かせます.
このように学術上重要で,産業・文化面に広く利・活用されている来待石の魅力を改めて知ってもらうことも今回の探訪会の目的です.
・ 日程:10月25日(土)12:30〜16:45
・ コース:大学正門前集合(12:20,昼食は済ませて下さい)→大学発(12:30)→来待ストーン工房前駐車場着(13:00)→パレオパラドキシア発見採石場の見学(13:15〜14:15)→小三才谷採石場・来待ストーン見学(14:30〜15:30)→来待ストーン石の広場にて島根大学混声合唱団コンサート(15:30〜16:00頃)→大学着(16:45)
・ 定員:先着40名(見学会のみ,コンサートのみ参加の場合は,定員ありません.参加自由です).
・ 交通:中型バス(40名乗車可)あるいは自家用車で現地集合(来待ストーン工房前駐車場)
・ 費用:見学会保険代:100円,コンサート:無料
・ 持ち物:歩きやすい服装と運動靴,帽子等
・ 申し込み方法:申し込み期限:10月20日(月),チラシの裏面にある参加申込書に必要事項(氏名,住所,TEL, FAX, E-mail)を記入してFAXまたは郵送するか,E-mailで上記必要事項を記入して下記のどちらかにお送りください.
・ 問い合わせ・申込先
〒690-8504 松江市西川津町1060 島根大学大学院総合理工学研究科地球資源環境学領域 入月 俊明 TEL ・FAX / 0852-32-6457 E-mail / irizuki@riko.shimane-u.ac.jp
〒699-0404 松江市宍道町東来待1574-1 モニュメント・ミュージアム 来待ストーン TEL:0852-66-9050 / FAX:0852-66-1430 E-mail:info@kimachistone.com
主催 島根大学くにびきジオパーク・プロジェクトセンター
共催 モニュメント・ミュージアム 来待ストーン,総合理工学研究科地球資源環境学領域,教育学部自然環境教育講座,島根大学ミュージアム,島根大学COC 事業,来待石灯ろう協同組合,きまち川まつり実行委員会
後援 松江市
|