ジオパークとは
地球科学的に価値の高い地質・地形のある自然遺産を保護・保全し,教育や防災活動, ジオツーリズム活動に活用し,地域の持続可能な開発を目指します。ジオパークでは, 自然・歴史・生活・食・文化などをとおして,地球の多様な物語を楽しむことができます。 日本では,ジオパークが急速に拡大しており,ジオパークの役割がますます重要になっています。 ユネスコの支援事業として行われてきた世界ジオパークネットワークの活動が,2015年11月に 「国際地質科学ジオパーク計画」としてユネスコの正式事業となりました。

 

ジオパークプロジェクトセンターの活動

くにびきの地は、中国山地や日本海、そして国内最大の汽水湖(宍道湖・中海) の形成といった地球史のなかでつくられました。その変化に富む地質学的基盤は、 古代より多様な動植物や鉱産物資源を利用した産業を誕生させ、いわゆる出雲文化 の形成へと導きました。その歴史のなかで、国引き神話など多くの伝説が生まれ、 くにびきの地は神話のふるさととして有名です。 くにびきジオパーク・ プロジェクトとは、地層・岩石・火山にみられる地質学的に貴重な場所を基盤 として、そこに息づいてきた人々の歴史・文化をいま有機的に結びつけ、 ジオパーク化するためのプロジェクトです。

2017年12月に,島根半島・宍道湖中海ジオパークが日本ジオパークに認定されました

 

 

 当センターでは,主に島根県内の2つのジオパークエリア(隠岐世界ユネスコジオパークと島根半島・宍道湖中海ジオパーク)を対象に,「ジオ」部門では主に日本列島の形成に関わる地形・地質学的研究,「エコ」部門では,汽水湖や平野の自然環境と動植物に関する研究,「ヒト」部門では人間生活・歴史文化・経済・観光・教育・防災に関する研究を行い,それらのアウトリーチ活動を行っています.

 

下の画像はクリックで拡大します.

 

    

 

 大学生教育について Click!

 

運営組織

(代表) 入月俊明(総合理工学部)

(副代表)辻本 彰(教育学部)

     会下和宏(総合博物館)

     大平寛人(総合理工学部)

     松本一郎(教育学研究科)

     瀬戸浩二(エスチュアリー研究センター)

 

専門委員

【ジオ部門】:入月俊明(総理)・辻本 彰(教育)・大平寛人(総理)・林 広樹(総理)・酒井哲弥(総理)・向吉秀樹(総理)

【エコ部門】:齋藤文紀(エスチュアリー研)・瀬戸浩二(エスチュアリー研)・香月興太(エスチュアリー研)・山口啓子(生資)・広橋教貴(生資)・久保満佐子(生資)・大谷修司(教育)・石賀裕明(総理)

【ヒト部門】:会下和宏(博物館)・飯野公央(法文)・鶴永陽子(人間)・松本一郎(教育)・栢野彰秀(教育)